仙谷・小沢による薩長同盟論 | ニュースな話題

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天敵に「密使」を派遣 仙谷 小沢に接近の悪だくみ

http://gendai.net/articles/view/syakai/130088


小沢系、埋没に危機感 仙谷氏の含み笑いに激高するあの議員

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110406/stt11040600190000-n1.htm


「菅降ろし」党内外で再燃 参院議長の退陣要求に小沢氏「感銘」

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110409/stt11040901310000-n1.htm


仙谷氏、組織論先行に苦言 復興庁構想など「首相がその気ならばできる」

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110423/plc11042322430020-n1.htm


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3つのシナリオとして、
①両院議員総会、
②内閣不信任案、
③花道論(自発的退陣)
が上がっているが、いずれも現実には至難の業。


現職の総理大臣を倒す難しさを誰より感じているのは小沢自身だろう。
しかし、協力を求めた鳩山は一歩引いた姿勢を見せており、
小沢だけでは厳しい。

一方、仙谷は、党内、官僚の支持を得ているものの、「出過ぎた杭」で管に警戒されてしまい、

十分に力を出せないでいる。


この状況を考えていると、ある歴史とダブってみえた。
『薩長同盟』。


ここで、薩摩藩は仙谷グループ、長州藩は小沢グループだ。


薩摩は攘夷による新政権に思いを馳せつつも、江戸幕府を裏切れないでいた。
そんな中、長州征伐では、先頭に立って長州を叩き、長州の恨みを買った。
これは、将来は前原と思いつつとりあえず管を押し戴き、小沢を叩いて恨みを買った仙谷の現状にそっくりだ。


そして、長州については、結束力は高いものの、反乱分子の汚名を着せられ、

思うように実力を発揮できなかった。
まさに小沢の現状ではないか。


薩摩(仙谷)が一人で立ち向かっても、
長州(小沢)が一人で立ち向かっても
重い扉は空かない。
しかし、2人が手を結べば、一気に扉が開くのだ。



当時も、最初はそんなこと口にしようものなら一笑に付される天下の暴論だった。

しかし、現実になった。




問題は、2人を結びつけるキーパーソンがいるかどうかだ。


一人、脳裏に浮かぶ。
前原グループで仙谷から信頼されつつ、代表選で小沢を支持した人が。
この人なら、2人の接着剤になれる気がする。


しかし、本人は、そんな政局のキーパーソンになろうなんておこがましいと思っているのかもしれない。

それに、今はそれどころじゃない状況にも置かれている。
ブログには、
「…永田町の政局。気にはなりますが、今の私が、関わることは許されません。今は、すべてを犠牲にして、ことにあたろうと思っています。」
と書いている。


それは当然理解できるところだが、いつか、重い扉を開けるキーパーソンとしても目を向けてもらえる日が来るのを期待している。


※ただし、夢想のような「仙谷・小沢同盟」にも大前提があります。

  小沢自身は、政権運営には参画しないこと-です。

  そうでないと絶対にまとまりません。



(敬称略)